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手を伸ばせば・・・ (1)

 
 こんにちは。久しぶりにPCの前にいます。
 私事ではありますが最近運動不足を解消するためにバドミントンなるものを始めましてですね・・・。
 前作をアップした日が第一回目だったんです。その後の筋肉痛の酷いこと・・・(T_T)
 パソコンのキーボードはおろかケータイのボタンも押せない状態になりまして・・・(号泣)
 しばらく触れませんでしたorz・・・。
 

 ってことでまだ痛みはありますが(どんだけ運動不足・・・)
 復活~♪ってことで更新しようかなぁ~っと(^_^)


 

 『入江くんっ!琴子ちゃんだってモテるんだよ!』高校生編。

 というお話です(^_^)
 
 オリキャラ有りです。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







 「入江~。お客さん!」

 
 昼休み。
 弁当を食べ終えたのを見計らったかのようにクラスメイトが直樹を呼んだ。
 「毎日お疲れさん。」と苦笑いをする渡辺に見送られ直樹は席を立った。

  
 ここ最近直樹は毎日やってくる琴子に昼休みの時間を取られっぱなしで好きな読書や渡辺の勉強の相談すらも出来ていなかった。
 直樹は勉強しなくても問題ないが渡辺は直樹のように何もしないでいるわけにはいかない。
 10月に入れば受験に対して真剣に取り組まなければならない。
 ましてやここはA組なのだ。


 (ったく!毎日毎日懲りずに来やがって!今日こそガツンと言わないと気がすまねぇ。)


 そんな気持ちで廊下の尋ね人の元へ向かった。


 「琴子っ!!毎日毎日いい加減に・・・」

 「・・・琴子じゃないで~す・・・」


 そこには直樹の怒りの迫力に怯え、身を寄せ合う理美とじん子が居た。
 予定外というか予想外の来客に言いかけた怒号をしまい込むと「・・・何?」と冷静に言い放った。


 「入江くんに相談があってきました。」

 「相談?」


 おれはいつから相談される仲になったんだろう。
 確かにテスト勉強の講義はしたが相談されるような仲になった記憶は欠片もない。
 接点があってないような二人からの相談だが多かれ少なかれ琴子が絡んでいるに違いない。
 結局琴子に振り回されるんだな・・・。と直樹は半ば諦めて相談内容を促した。











 五時限目の授業中、授業内容を聞きながらもさっき聞いた理美達の話を反芻する。
 二人からの内容はこうだった。


 琴子が他校生に気に入られずっと言い寄られて困り果てている。
 しかもその男は通っている高校では直樹のように頭が良くそしてイケメンで女子からもの凄く人気があるという。
 直樹と何が違うのかというと、その男は愛想がとても良くそして常に女子を両脇に抱えているほどの女好きということだった。
 そしてその男が好きだという女子達にも目を付けられていてとばっちりもうけている。


 だから直樹に何か解決策でもいいから助けて欲しいということだった。

 直樹は「琴子の守り役は金之助のほうがいいんじゃないか?」と提案をしたが金之助は冷静でいられないから余計にこじれて悪化するだけだからダメだと言い切った。
 さすが長年同じクラスでいるだけのことはある。
 琴子loveが強い金之助では相手を見るなり殴りかかって警察のお世話になりかねない。
 それでは琴子が可哀想だと二人は青ざめていた。

 
 琴子にも「入江くんに相談したら?」と何度も言っていたのだが「関係ないのに巻き込みたくない」と横に振るばかり。
 そして前回の画びょう事件(※ナゼカトクベツ)の様に関係があるわけではないので話さない欲しいと口止めをされていたのだという。
 けれど、これ以上女3人で解決出来るものではないと悟り、琴子が担任に呼び出されている隙をついて直樹の元へやってきたというのだ。


 (しかし前もそうだけど、どうでも良いことは図々しいくせにこういう肝心なことは遠慮するんだな・・・。)


 まぁ、それが琴子らしいっちゃらしいけど。
 直樹はふっと口元を緩めた。















 「琴子!!本当に1人で大丈夫?」


 放課後。
 補習組の理美とじん子は運良く補習を免れた琴子を心配そうにみつめた。
 今日みたいな日は3人で補習の方がどれだけ良いことか・・・。
 昼休みに直樹に相談したものの、直樹の口からは助けてくれるという確証を得たわけではなかったので1人で帰って行く琴子が心配で仕方がない。
 揉めても良いから金之助に頼もうにも金之助も補習組なのだ。


 「もう、二人とも心配しすぎだよ。あたしなら一人でも大丈夫だからっ それじゃ、また明日ね!」


 補習が終わるまで待っててと言う二人に笑顔を向けて琴子は学校をあとにした。
 不安が全くないわけではない。
 本当は不安で怖くて仕方がない。
 理美達の言うように直樹と学校から家まで帰れたらどんなに心強く安心だろう。
 けれど今回は全く関係のない直樹。
 日頃から迷惑ばかりかけていることを自覚している琴子は今回ばかりは直樹を巻き込みたくはないと思っているのだ。


 「見つからなきゃいいんだもの!早く帰ろう!!」

 
 琴子は最寄り駅が近づくにつれて進める足を速めていった。








 (見つかりませんように――――。)

 その願いも空しく琴子は簡単にその男に見つかってしまう。
 その男は周囲を見渡すことの出来る改札前を陣取っていたから。
 そこにいるとなるとどんなに身を隠そうとしても無駄な努力だと思う。
 
 
 「琴子ちゃん!!こっちこっち!」


 大声で琴子に向かって手を振る男、その両端には案の定その男が好きらしい女がこっちを睨んでいる。
 琴子にしてみたら睨まれる筋合いなどないのに。
 琴子はばれないように小さく溜め息をつくと手招きしている男の元へ向かった。


 「こんにちは。」


 何とか作り上げた笑みを浮かべる。
 早く、早くこの場から離れたい。
 心底願うがそうは問屋が卸さない状態。


 「ねぇ、琴子ちゃん。これからおれ達と遊びに行こうか?」

 「はい?」


 遊びに行く?!この何の共通点もないような人たちと?
 あり得ない!!琴子は心の中で叫んだ。
 だいたい目の前にいる3人はいかにもやんちゃそうで琴子達とは住む世界が違うんじゃないかという風貌をしている。
 そもそも何故自分がこの男に気に入られたのか今でも分からないのである。
 
 そして嫌だと言わせないような雰囲気でのお誘い。
 どうやったら上手くかわすことができるのか考えてみるがおかげさま何も出てくることはなかった。
 出てくるのは嫌な汗のみ。
 ニコニコしている男に対して何も答えないでいると痺れを切らした両端の女達が「トモヤの誘いを断るなんてしないわよね?」と更に追い打ちをかけてきた。

 
 (あぁ!そう、この人トモヤっていうんだった。)

 
 それ程琴子にとって興味のない男、トモヤ。
 両端の女達に言わせれば、学校一イケメンで成績もトップ。運動神経も良いという男らしいが琴子の中には直樹しかいないのでトモヤがどれ程のいい男でも一般の普通の男と変わりない。
 しかも直樹という男はそれを上回る天才だ、トモヤのすごさが霞んで見えるのも事実だったりする。
 



 「ごめんなさい。あたし、好きな人がいるの。だからこういう事はしたくないの。」


 考えた末に出た言葉。もっと他に良い言葉があると思うのだけれど。
 理美達がいればきっと青ざめていたに違いない。
 トモヤをあっさり振るような言葉に女達の顔色が変わった。

 きっとここで誘いに乗っても断っても同じ様な反応をするのだろうというのが琴子の考えらしい。
 それならば変に期待を持たせてしまうよりはっきりと自分の気持ちを伝えた方が良いと思ったのだ。

 それにこんな所を大好きな直樹に見られたくない。
 斗南高の最寄り駅であるここは同じ家に帰る直樹も当然利用する。
 誤解されかねないこの構図を直樹に見られでもしたら・・・それが一番怖いことだった。


 
 「なに言ってんの?!アンタ、トモヤの誘いを断るなんてあり得ないから!!」

 「だいたいアンタみたいな地味な女が誘われること自体あり得ないのに身の程を知れっつーの!!」


 女達が暴言を吐く。
 いつあたしが望んだというのだろう。
 勝手に絡んできて勝手に誘ってきて琴子の気持ちを無視して・・・。



 そこで琴子はハッと気付く。

 これは直樹にも当て嵌まることなのかも知れないと。
 琴子だけが直樹が好きで直樹は琴子のことを興味すら持ってくれていない。
 同じ家に住んでいるからこそ勉強を教えて貰ったり、構ってもらっているけれどそれを取ってしまったら目の前にいる男と同じ事をしているのだろうか・・・と。
 そう考えたら自分は直樹にとって迷惑の何者でもないと。
 同居がバレたときに直樹が言い放った言葉が頭の中でこだまする。


 『――――おれは迷惑だね。これ以上おれのペースを狂わされるのはまっぴらだね!』


 自分の気持ちを直樹に伝えたかっただけだったけれど。
 いや、もしかしたら直樹に届くかも知れないと僅かな望みを信じていたけれど。
 
 琴子は頭が真っ白になってしまった。


 
 とりあえず今のこの状況から脱したい。 
 心の中でグルグルと渦巻いている気持ちを整理したい。
 そう思っていると身体が自然に後ずさっていく。
 そうやって数歩下がったところで後ろを歩いていた人にぶつかってしまった。

 ドスンと音を立ててよろめいた琴子をぶつかった人が親切にも支えてくれた。
 転ばずに済んでホッとした琴子はお礼を言うために相手の顔を見る。


 「ご、ごめんなさい!ありがとうございま・・・」

 「おまえ、何やってんだ?」

 「い、いりっ!!」


 琴子の後ろには今、一番会いたくない人物、直樹が立っていた。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ・・・続く。

 
 琴子ちゃんが他校生のモテ男に言い寄られるという何とも変わったお話です。
 でも琴子ちゃんは可愛いから他の学生からアタックされてもおかしくないと思ったんです。
 そして無自覚な入江くんはこの後どんな態度を取るんでしょう。

 琴子ちゃんを守れ!ツンデレ戦士!!(←コラ)



  

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紀子ママさま。

こんにちは☆

 拍手コメントありがとうございます!

 勘違い男、トモヤ。
 もてるが故に声を掛けた女の子が断らないと思っているようで。
 入江くん一筋の琴子ちゃんが誘いに乗るわけないですよね~。
 このあと入江くんがどんな行動にでるのか・・・。
 もう無自覚大暴走!!となるといいなぁ(^_^;)と思っています。
 次作の激しい突っこみお待ちしています♪

はじめさま。

こんにちは☆

 拍手コメントありがとうございました!

 ツンデレ戦士!!参上ってことで入江くん登場です♪
 そして次回はトモヤvs直樹の戦いです。ほぼ結果は見えていますけれど・・・。
 また遊びにきてくださいませ(^_^)

Re: shinochanさま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございます♪

 琴子ちゃんって絶対もてますよね?
 確かにお勉強は出来ないけれどそれをカバー出来るくらいとっても可愛く優しい子ですもん。
 次回、入江くんが行動に出ますので、お付き合い下さると嬉しいです(*^_^*)

Re: あやみくママさま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございます!

 あやみくママさんのその台詞頂きました♪入江くんの口から言わせてみせます(笑)
 高校生同士で一緒に住んでるってどんなヤンキーでもびっくりですよきっと!!
 このあと入江くんが無自覚暴走いたします!ツンデレ戦士は何処行った!?な状態になってしまいましたので更新後はいろんな突っこみをお待ちしていますね(^_^;)

Re: REEさま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございます♪
 そしてお気遣いありがとうございますm(_ _)m
 本日2回目だったのですが前回よりも元気でございます(*^_^*)
 

 二次×二次妄想だなんてっなんて嬉しい響きでしょうか!!

 次作は完全無意識な入江くんなのでツンデレよりも無自覚が爆発してしまった感じですかねぇ・・・。
 書いてるうちに入江くんが暴走し始めてしまって私も収拾尽きません(>_<)
 確認した後更新いたしますので、お待ち下さいね(*^_^*)
 

Re: miyacoさま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございました♪

 そうなんです~(汗)前後編で終わらなかったんです(^_^;)
 決着は次でつくのですがやっぱり二人が無自覚でイチャコラしてるところ書きたいじゃないですか~。
 ってことで3話になりました(^_^;)
 そうそう琴子ちゃんのこういう優しさってほんとに素敵で可愛いと思います。
 そんな琴子ちゃんだから他の男が黙ってないよ!!入江くん!!と訴えながら今回書いているわけですが、ちょっと私の予想以上に暴走してくれました。
 そんな第2話は確認後アップさせていただきますね(^_^)

 あ、筋肉痛も慣れてきましたよ♪
 あぁ・・・痩せたい。ご心配おかけしました☆
 

Re: ぴくもんさま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございます♪

 そうですよ♪ナゼカトクベツでナンダカンダ気になっちゃうんです(笑)
 もう無自覚大暴走でもう手に負えません・・・(苦笑)

 まとわりつく女子高生も付き合ったら付き合ったで文句は言うし断ったら断ったで文句は言うしで困った子達です。けれど、入江くんにはそんな女達は眼中にナシ。琴子だけロックオン!!だけれど無自覚なんです。けど暴走ですよ・・・。
 これからトモヤとにらみ合いになるのですが(最近発情した野良猫のよう?)楽しんでいただけると嬉しいです!!
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 こちらは「イタズラなkiss」の二次創作と管理人の好きな物etcをつぶやくblogです。

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 管理人の創作で少しでも笑顔になれたら嬉しいです。
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