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ぽかぽか、ふわふわ。

妄想初期に書いたお話をアレンジしました。

 私の趣味というか妄想丸出しのお話です。
 琴子ちゃん目線と入江くん目線のお話があるのですが、とりあえず琴子ちゃん目線から・・・。
 需要があれば入江くん目線もアップしたいと思いますが、不評ならお蔵入りって事で(^_^;)


 あまーーーいお話です☆(多分)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 日曜日。

 今日も良い天気でお出かけ日和♪
 こんなにお天気の良い日は入江くんと外へ出かけてみたいと思う。
 買い物じゃなくって近所をプラりと散歩するだけでいいの。
 手を繋いで並んで歩けるのなら何処だって幸せで嬉しいって思う。
 
 けれど。
 入江くんは調べ物があるって言って朝ご飯を済ませてからずーーーっと書斎に籠もりっぱなしでお勉強。
 その間にお義父さん、お義母さん、裕樹くんはそれぞれの用事で出掛けていったし、お父さんも仕事へ行ってしまった。
 と、いうことはこの広いお家にあたしと入江くんの2人だけ。
 まぁ、書斎に籠もりっぱなしの入江くんはこの事を知らないんだけどね。


 あたしは特にする事がないから既に乾いた洗濯物を寝室のベッドに広げてたたむ。
 上手下手は別としてあたしはこの作業が好きだったりする。
 だって旦那様の洗濯物をたたむのって奥さんって感じがするでしょう?
 大好きな入江くんの大きな服をたたむ度に入江くんの好き度がどんどん上がってくような・・・。

 服をたたみ終えてチェストに仕舞っていると、勉強を終えた入江くんが部屋に帰ってきた。
 そして倒れ込むようにバサリとベッドに横になる。
 昼間からベッドに横になる事のない入江くんだけに少し不安になりあたしは駆け寄って様子を窺った。


 「入江くん?」


 ベッドによじ登って背後から顔を覗くとスヤスヤと寝息を立てている入江くんがいた。
 そういえばここ毎日忙しかったみたいだもんね。
 いつもは入江くんが部屋に戻ってくるまで待ってたけどここ最近あたしは入江くんが帰ってくるまでに睡魔に勝てず眠ってしまっていた。
 だからどれくらい勉強をしているのかはわからないけど、普段より確実に勉強時間が長くなり睡眠時間が大幅に減っているようだった。

 疲れてるよね。

 あたしはさっき乾いたばかりの洗い立てのタオルケットを取り出すと入江くんの身体に掛けた。
 優しい香りがするタオルケットを身に纏っている入江くん。ちょっと可愛いかも。
 そんな事を思いながらあたしも入江くんの隣にころんと横になった。

 目の前にある入江くんの寝顔。
 遅寝早起きの入江くんだから早寝遅起きのあたしはあんまりお目にかかれない。
 うん。すっごく貴重。

 
 「やっぱり綺麗な顔だなぁ・・・。」

 起きてるときに顔を見つめると「何だよ。」って眉間に皺寄せて言うけど今はいくら見つめても怒られない。
 だからあたしはここぞとばかりに入江くんを見つめた。

 切れ長の目。
 筋の通った高い鼻。
 そして色っぽい唇。

 どれも完璧な顔のパーツ達。本当に奇跡の人よね。
 そんな人の奥さんになれたあたしってもっと奇跡の人?!

 そんなことを思いながらしばらく入江くんの可愛い寝顔を見ていたけれど、深い眠りについている入江くんを前にある野望が頭の中でちらついた。
 そ、それはねっ
 入江くんを『直樹』って呼ぶこと!
 過去にも何回かは言ったことあるけれど、自分からすすんで言ったことはない。
 お義母さん達の前で言ったとしても『直樹くん』だし。
 きっと入江くんは何とも思っていないと思うけど出会ってからずっとあたしは『入江くん』のまま。
 入江くんがあたしの旦那様になった今でも。
 もうこの呼び方が定着しちゃったから今更『直樹』なんて恥ずかしくて呼べやしないの。

 でもっ!入江くんが眠っている今なら言える気がする!!
 


 「な・・・直樹、大好き。」


 あたしは入江くんの寝顔に向かってポツリと呟く。
 い、言えたー!入江くんの前で『直樹』って自分から!



 


 ぱちっ


 

 「――――へ?」


 熟睡してた入江くんがいきなり目を開けた。
 それがあまりにも突然だからあたしはビックリして思わず横になっていた身体を起こし、入江くんの前で正座をしてしまった。
 別に怒られると思って正座した訳じゃないんだけど・・・条件反射ってやつ?
 あたしは何とも気まずい気持ちで入江くんを覗う。
 入江くんもあたしをじーっと見てる。

 今の・・・聞かれちゃったかな。
 もしかして・・・これからお説教とか・・・?気持ち悪いからやめろとか。


 「琴子。」

 
 黙って視線だけ送ってきた入江くんがここで漸く口を開いてくれた。


 「は、はい。」

 「もう一回。」

 「な、なにを?」

 「今・・・言ったろ。」

 「『――――へ?』」

 「その前。」

 「『大好き?』」

 「――――の前。」

 「・・・///」


 あたしの顔はきっと真っ赤なんだろう。だってすごく顔が熱い。
 入江くんが眠っていたからやっと言えたのに起きてる入江くん目の前にして言えるわけがない。
 ダメだ恥ずかしすぎる。
 
 あたしはブンブンと顔を振り拒否。
 そんなあたしを入江くんはじーっと見ている。



 
 「琴子・・・。」



 え? な、何?今の・・・。
 今の呼び方・・・なんか・・・すっごーく、あんまーい!!!

 けど、こういうときしか言ってくれないなんて、やっぱり入江くんってイジワル。
 そりゃあ入江くんをあたしの思い通りにさせるなんて滅多にないことだけど(身の程知らず)。
 でもだって、今の入江くん凄くヨユーな顔であたしを見てるんだもん。
 なんか悔しいじゃない?
 けれど、こんな入江くんに弱いのも事実で、逆らえないのよ。

 あたしは大きく深呼吸をする。


 「な、直樹のイジワル。」


 恥ずかしすぎて目を反らしたい気持ちでいっぱいだけど、敢えて入江くんの目を見て言ってみた。
 あたしばっかり余裕無いなんて悔しいもん。これは入江くんとの勝負よっ!どっちかが目を反らすまでっ。
 そう言い聞かせて負けじと入江くんを見つめ返していると入江くんは口に手をあてふいっと横を向いてしまった。
 もしや・・・これは・・・

 ――――勝った?――――

 そ、そうよっ
 きっと入江くんのにらめっこに勝ったのね(いつからだ!)
 あたしは両手を口に当てじんわりと起こる喜びを噛みしめていると突然入江くんに押し倒されて組み敷かれてしまった。

 
 「な、なに?」

 「おまえ、誘ってるだろ。」

 「はぁ?!」


 いつあたしが誘ったの?ただ「直樹」って呼んだだけなのに。
 あたしは全体重をかけてくる入江くんの胸をぐぅーっと押した。
 そんなあたしを見おろしている入江くんは余裕たっぷりの笑顔で・・・。
 さっきのにらめっこはあたしが勝ったのに(まだ言うか)何で負けた気分になるのかしら。


 「い、入江くん。」

 「『直樹』」

 「な、直樹、お昼は久しぶりに外でランチしよう?」

 「何で?」


 この状況を脱しようとあたしは入江くんに提案を持ちかける。
 けれど入江くんはそんなことを無視してどんどん覆い被さってくるばかり。


 「お、お義母さんたち、出掛けて誰もいないしっ それに良いお天気だからお外にいこう?ね?入江くんっ」

 
 あたしの言葉に入江くんはピタっと動きを止める。
 分かってくれたのかな?


 「・・・ふぅ~ん・・・。」


 入江くんがめちゃくちゃ楽しそうな顔であたしを見た。
 ひぃっ! こ、この顔は何か企んでる顔だ。
 絶対にそうだ・・・ ヤバイ。
 何処か分からないけどどうやらあたしは入江くんにとって良い情報を与えてしまったようであたしの身体は危険信号が点滅しまくっている。
 けれど入江くんにしっかりと組み敷かれているから脱することが出来ない。

 ど、どどどどどうしよう・・・。

 考えた末、あたしはくるりと反転しうつ伏せになってシーツをしっかりと握った。


 「おまえ、何のつもりだ。」

 「な、何もないわよ!」


 これは今私が出来る最良の策よっ。
 シーツにくっついていれば何も出来ないでしょう?ふふっ、今日のあたしって冴えてるかも♪



 ―――― ちゅっ ――――


 「ひゃあっ」


 いきなり耳にキスされてあたしは素っ頓狂な声を上げ、その拍子にシーツを握りしめていた手はいとも簡単に離れてしまった。
 

 「い、入江くんこそ何のつもりよぅ///」


 お伺いを立てると「分かんないの?」って耳の近くで囁いてくる。
 何よ、何よっ 入江くんばっかり余裕見せちゃって!
 いーわよ、いーわよっ あたしだって余裕のあるオトナの女っていうのを見せてあげようじゃないのっ

 あたしはくるりと身体を仰向けにすると目の前にある入江くんの顔を両手で覆い、そしてぐいっと自分に近づけた。

 みてらっしゃい!入江くん!!


 「直樹、愛してる。」

 「・・・。」


 あたしはさっき入江くんがしてきたように入江くんの耳元で囁いて入江くんの顔をじっと見つめた。
 目の前にいる入江くんは目を見開いて固まっている。
 どうよっ あたしだってやるときはやるんだからっ
 
  
 「入江くん!もう気が済んだ?そろそろお昼だからどこかに食べに・・・・・・んっ・・・」


 そう言って入江くんから離れようと身体を動かそうとしたら今度は両腕を力強く掴まれ強引に唇を塞がれた。


 「や・・・いり・・・」


 唯一動かせる頭をブンブン振って逃げようとしてみるけど入江くんの力は凄いしキスはどんどん深くなっていく。
 口内に入江くんの舌が入ってきて息も出来ないっ
 酸欠寸前で漸く解放されてあたしは大きく口を開け酸素を思いっきり吸い込んだ。


 「も、もう!乱暴すぎるよ!どうしちゃったの!?入江くん!」

 「おまえがずっと誘ってくるから悪いんだ。」

 「だから、あたし誘ってなんかないってば。」

 「いいや、おまえは誘ってた。」

 「誘ってない。」


 そんな口論をしてるけれど、あたしは知ってる。
 少しずつ、入江くんの目が熱っぽくなっていったから。
 それが分からないほど純情じゃないもの。

 相変わらず熱っぽい目で見てくる入江くん。
 こんなに抵抗してるけど、本当は入江くんがこんな目であたしを見てくれるのが嬉しくって、幸せで。
 結局あたしは入江くんに向かって両手を伸ばす。


 「入江くん、抱っこ。」

 「おまえ・・・」

 「ん?あたし何か変なこと言った?」


 入江くんは大きく溜め息を吐いた後「なんでもねぇよ。」と呟きながらあたしをぎゅっと抱きしめてくれた。
 入江くんの胸は広くてがっしりしてて温かい。安心する。
 ちょっと鼓動が早い気がする。入江くん、緊張とかしてるのかな?
 あたしはちょっと笑ってしまった。


 「入江くん、ちょっと耳貸して?」


 怪訝な顔をしつつも近づいてきた入江くんにあたしはゆっくりと耳打ちをした。
 入江くんは一瞬驚いた顔をしたけれど、いつものニヤリ顔になってあたしの唇にちゅっとキスを落とす。

 誰もいない。この家に二人っきり。
 外に出掛けるのもいいけれど、大家族の家に二人きりなんてそれこそ貴重なのかもしれないと思えてきた。
 
 あたしは入江くんのキスを受けながらゆっくりと身を預けた。




                               《END》






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 琴子ちゃん目線のお話でした~。
 「大好き」は耳タコだけど「愛してる」は耳タコじゃないですよね。
 もし琴子ちゃんが「愛してる」って言ったら・・・と考えて書いたお話。
 まぁ間違いなく野獣スイッチは入るだろうなぁ・・・と思って書きました(何それ)

 
 
 イラストを見てくださった皆様、どこの部分かお分かりになったでしょうか?


 またマイペースで更新させていただきますm(_ _)m


 

 

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入江くんバージョンも是非!!

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ひろりんさま。

こんにちは♪

 拍手コメントありがとうございました♪

 もうそう言っていただけると嬉しいです(>_<)
 完全私の妄想の世界のお話なだけに皆様の反応がちょっと気になっていたので(^_^;)
 あんまいですよね(笑)
 ほっと一息ついてくださって嬉しいです♪
 今、入江くん目線を修正中です。
 今週中を目標に頑張って書きますね!!

紀子ママさま。

こんにちは♪

 拍手コメントありがとうございました♪

 いつの間にかにらめっこ勝負で勝手に勝利をし、ド天然丸出しの琴子ちゃんにとうとう入江くんの野獣スイッチがオンです(笑)
 あぁ!小さな仕掛け(?)にも気付いてくださってありがとうございます~(>_<)

 大好きではなく愛してる。
 言わせて見たかった~(←バカ)あと「直樹」も(^_^;)
 イラストも受け入れてくださってありがとうございます(*^_^*)
 そんな細かく見てくださっていたなんてっ!紀子ママさんの観察力に脱帽でございます!!
 入江くん目線もいま修正中ですので、できあがり次第アップしますね☆
 

Re: 無記名さま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございます♪

 入江くん目線のお話のリクエストありがとうございました(*^_^*)
 できあがり次第アップしますのでしばらくお待ち下さいね♪
 よろしくお願いしますm(_ _)m

Re: あやみくママさま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございました♪

 確かに入江くんの「好きだよ」と琴子ちゃんの「直樹」は同レベルのレア感がありますね~。
 ついでに「あいしてる」は世界遺産並みの貴重なお言葉です。
 そんな特別な物ばかりを一気に連発されると入江くんもあっという間に野獣モードです(^_^;)
 なんとかかわそうとしている琴子ちゃんですが余計に煽ってるし・・・。
 入江くん目線も制作中ですので~(^_^)
 もう少しお待ち下さいね!

Re: ぴくもんさま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございます♪

 あわわ・・・(汗)お口の中は大丈夫ですか~(>_<)!!ヒリヒリ痛いですねっ!

 琴子ちゃんの天然ぶり・・・入江くんは完全ノックアウトですよ~(ニヤリ)
 反則技が飛びまくっています(^_^;)

 私の妄想がめっちゃ出ているお話にそこまで萌えて下さるなんて嬉しすぎます!!
 最初の描きたい病はえまさんが。そして今回の描きたい病はぴくもんさんが。
 また描くことのきっかけを与えて下さったぴくもんさんに少しばかりのお礼をさせていただきますね。
 勝手に押しつけですが、受け取って下さると嬉しいな♪
 っていうか、ぴくもんさんのお話凄く気になるんですけど~!!
 いつか読みたいですっ!
 きっと原作に忠実な入江くん像で萌えるだろうなぁって思います♪

 楽しんで頂き有り難うございました!!

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Re: 藤夏さま。

こんにちは♪

 コメントありがとうございます!

 無意識に押される入江くんの野獣やる気スイッチ(笑)
 これが予告無しに押されるモンですからたまったもんじゃないです(笑)
 無意識だから琴子ちゃんにとっては誘惑している認識はゼロで入江くんがだんだん野獣化していくのを見て「アレ?」と思うくらい。
 この天然ぶりにはもう入江くんもメロメロ(笑)そう願っている私です(^_^)

 お忙しいのに遊びに来てくださってありがとうございます!!
 入江くん目線のお話も読んでやってくださいね♪
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narack

Author:narack
☆いらっしゃいませ☆
 こちらは「イタズラなkiss」の二次創作と管理人の好きな物etcをつぶやくblogです。

 イタズラなkissに関しましては管理人の勝手な想像、妄想によるものですので二次世界が苦手な方はご遠慮ください。
 また、作者様、出版社様、その他関係者様とは一切関係ありません。

 管理人の創作で少しでも笑顔になれたら嬉しいです。
 皆様がHAPPYになりますように。

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