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初秋のうた 

「イタkiss納涼祭り」第6弾



 少しずつ秋の気配がしてきましたね。


 ビックリするくらいしょうもないお話です。
 覚悟してお進みください。
 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 お盆も過ぎると昼夜の気温差も出てきて夜は幾分か過ごしやすくなってきた。
 外では秋の気配を感じてか秋の虫たちも顔を出しそれぞれの音を奏でている。
 

 
 「♪あれ まつむしが~ ないているぅ~♪」


 夫婦の寝室ででドレッサーに座って髪を乾かしている妻、琴子。
 過ごしやすくなってきたとはいえまだまだ暑くクーラーが欠かせないのにいち早く秋の歌を口ずさんでいる。
 直樹はというと先にベッドに入り分厚い医学書を読んでいるのだが・・・

 
 「♪ちんちろ ちんちろ ちんちろり~ん♪」


 陽気な声が妙に耳についてしまい歌っている琴子をじっと見ると鏡越しに目があった。

 
 「随分ごきげんじゃん。」

 「え?あ、聞こえてた?」

 「あれだけデカイ声で歌っておいてよく言うよ。」


 あはは・・・と琴子は苦笑いをすると櫛で丁寧に髪を梳いたあと直樹のいるベッドへ潜り込んだ。

 
 「いいことがあった訳じゃないけど今年は大分暑かったから、秋が来ると思うと嬉しくって。」


 確かに今年は暑かった。そしてゲリラ豪雨も多くムシムシした日も多かった。
 色白で日焼けするとすぐ赤くなってしまう琴子は日焼け対策に忙しかったように思う。

 
 「夜になると秋の虫も鳴き出したから夏も終わるな~って思ったらつい口ずさんじゃって。」

 「ふ~ん。」


 直樹は琴子の話を聞きながらも医学書を読み進めていると、どうも聞き捨てならない台詞が耳に入ってきた。


 「そういえば、秋の虫ってなんだっけ? えっと・・・マツムシと鈴虫とコオロギとキリギリスと・・・クツワ虫と~あと一個忘れてるような・・・。」


 琴子の独り言と化している言葉に耳を傾け、直樹も本を読みつつも『秋の虫』とやらを考える。
 さっき琴子が歌っていた『むしのこえ』を頭に思い起こしてみるが、琴子の忘れているあと1つの虫とやらが全く思いつかない。
 琴子が知ってておれが知らない虫なんてあるのだろうか・・・?と琴子の答えを待っていると「あっ!思い出した!!」とパチンっと手を叩いた。


 「最後はあれだっ ホトトギス!!」

 「は?」


 直樹は思わず医学書から目を離し、なかなか答えが出てこず気持ち悪いのがスッキリした~っと言わんばかりの琴子の顔を凝視した。


 「なんでホトトギスなんだよ。」

 「え?」

 「だから、なんで虫の中に鳥が入るんだよっ!」

 「・・・え?だって有名な歌あるじゃないの。」

 「なんの?」

 「えっと・・・昔の人の~ 確か織田さんが歌ってる・・・。あぁ、そうそう『鳴かぬなら、殺されちゃうよ、ホトトギス』!!」

 「それをいうなら『鳴かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス』だ!!歴史上の人物をフレンドリーに呼ぶんじゃねぇよ!しかもホトトギスは虫じゃなくて鳥だ!トーリ!!」

 「えぇ!!?虫じゃないの??」

 「・・・。」

 
 一度コイツの頭を割って脳みそを見てみたいと思う。夫として、医学生として。
 もしかして元F組の連中は全員ホトトギスを虫だと思っているのではないだろうかと思う。


 「で、その情報は誰から聞いたんだよ。」

 「え?理美とじん子と金ちゃん。」


 やっぱり・・・。
 直樹は予想通りの答えにもはやため息しか出てこない。
 本当にこれで大学に通っているのかと思うと斗南大のレベルが大きく落ちた気がする。

 
 短気で気難しい織田信長の歌がこうも親しみやすい歌に変えられているのならば残りの2人はどうなっているのかと思う。


 「三英傑の残りの歌はもちろん知ってるんだろうな?」

 「さんえーけつって何?」

 「豊臣秀吉と徳川家康だよ!!」

 「豊臣くんと徳川くんね!!」

 
 これまた同級生のような呼び方に直樹は説教をしてやろうかという衝動に駆られるがグッと抑えて琴子の答えを待つ。
 すぐに出てこない琴子はまたしばらく考えると思い出したようで「分かった!」と直樹を見上げた。


 琴子曰く。

 『鳴かぬなら、鳴かせちゃいなよ、ホトトギス』→豊臣くん
 
 『鳴かぬなら、鳴いたらラッキー、ホトトギス』→徳川くん
 

 「・・・。」


 「ねぇ、入江くん合ってる?」と、自信満々に聞いてくる琴子に直樹はもうコメントすら出来ない。
 戦国の三英傑が同級生並みに格下げされ有名な歌も価値を失っているのだ。
 しかも秀吉の歌は何処かの芸能事務所社長が詠んだみたいになっている。
 しかし何故ホトトギスが虫だと思ったのだろうか・・・。
 直樹は琴子に問うてみる。


 「キリギリスと同じ仲間かなって思ったの。言葉も似てるし。」


 『ス』しかあってねぇ・・・。
 コイツの発想はおれには出来ないとやっぱり直樹は心底思う。
 そんな琴子はキリギリスの連想からかまた『むしのこえ』を歌い始める。


 そんな琴子に直樹はあるイタズラを思いつく。
 陽気に歌っている琴子の肩に手を置くと、ぐいっと引き寄せそのままシーツに組み敷いた。
 そんなムードの欠片も無かったのにいきなりの展開に琴子は目を見開きバタバタと暴れた。


 「ちょっ!入江く・・・」

 「その歌、最後まで歌ってみろよ。」

 
 琴子はいきなり何で?と思いつつも組み敷かれたまま『むしのこえ』歌う。




  あれ マツムシが 鳴いている
    ちんちろ ちんちろ ちんちろりん
  あれ 鈴虫も 鳴きだした
    りんりん りんりん りぃんりん
  秋の夜長を 鳴き通す
    ああ面白い 虫の声




 「秋の夜は長い。琴子の鳴き声は面白い?」

 「え?」

 「・・・それとも・・・可愛い?」

 「え?/// なに?! 何の冗談?・・・きゃあ!」


 直樹は琴子の耳にふーっと息をかける。
 耳が弱いことを知ってるから、ただからかう為だけに。

 けれど・・・。


 「や・・・いりぇ・・・く・・・もう、イジワル・・・」


 からかっただけなのにの琴子の反応はそうではなかった。
 白い肌をピンクにさせて目を潤ませて直樹を見上げる。

 
 「・・・おまえ・・・。」

 「入江くぅん・・・。」


 蕩けるような声に直樹は吸い寄せられるように唇を重ねた。
 さっきまで馬鹿馬鹿しく陽気だった空気が一気に変わる。
 自然と深くなるキスに琴子も積極的に舌を絡ませている。



 
    秋の夜長を鳴き通す




 そう、秋が近づけば夜が長くなる。
 こうする時間も増えるかもしれない。
 からかうはずがすっかり琴子に引き寄せられてしまった直樹はこれから深まっていく長い夜にのめり込んでいった。



                              《END》

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 なんちゅう、無理矢理こじつけまくった話でしょうか・・・。
 アップする価値も無いくらいの駄作ですが、笑って許してください(>_<)





   
 

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拍手お礼。

ソウさま。

こんにちは~☆

す、すみません(>_<)
納涼祭りにこんなネタをアップしてしまいまして・・・。
でも、お茶をこぼしそうになるほど吹き出してくださりありがとございます!!
そうですよ、あの有名な社長さんです(^_^;)
これから過ごしやすく夜も長くなってきますから・・・(*^_^*)

喜んでいただけて何よりです♪

拍手お礼。

紀子ママさま。

こんにちは☆

大笑いしてくださってありがとうございました(*^_^*)
戦国武将も友達感覚で歌も現代的に(笑)
最初は深く考えてなかったんですが、出来たのをみて「ジャ○ーさん降臨!」と思いそのまま採用(^_^;)
YOUちょっと詠んじゃいなよってな感じです。
そんなお馬鹿ちゃんな琴子ちゃんに真剣に向き合ってる入江くんって・・・。
愛を感じますよね(笑)

楽しいコメありがとうございました♪

Re: miyacoさま。

あはは(*^▽^*)!!

こ、こんにちは!

さすがmiyacoさん!!ウマイです!!
入江くんが詠めば100%そうなるでしょう~!!
ささいな事からこういう展開に持っていく入江くんにピッタリ!!
ホトトギスを虫だと思っていたり、戦国武将を友達感覚で呼んだりと相変わらずの琴子ちゃんですがそこがまた可愛いんですよね。入江くんも呆れつつもそう思っているはずっ!じゃないと襲いませんモンね(^_^;)
ナイスコメントありがとうございました☆

Re: chan-BB さま。

こんにちは☆

嬉しいコメントありがとうございます♪
 
毎晩琴子ちゃんの1日の出来事を聞いている入江くんはそれがいつの間にか楽しみになっているというか。
日課というか。本を読みつつも琴子ちゃんのあり得ない展開のお話に疲れを癒していることでしょう(*^_^*)
くるくる表情を変える琴子ちゃんの一瞬の隙をついてこういう展開に持って行く入江くんは流石ですよねって書いたのは私なんですが・・・(入江くんがこう書きなさいって脳内で命令したんですよきっと(^_^))
このお話も書き上がったのは早くて(笑)
楽しんで貰えて嬉しかったです~♪

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Re: あやみくママさま。

こんばんは☆

入江くんの歌作っていただいてありがとうございます~♪
思わず吹き出しちゃいました(笑)

大丈夫ですよ~あやみくママさんの気持ちはしっかりと伝わりましたから!!
琴子ちゃんに付いている年中無休の虫は一年中鳴いているんじゃなくて啼かせてるっていうタチの悪い虫さんです(^_^;)それも昼夜関係ないっていう・・・。
虫なのにケダモノ・・・昆虫界の王ってどんな虫でしょうかね・・・。スズメバチしか思いつかないです(^_^;)

楽しいコメント有り難うございました♪

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Re:藤夏さま。

こんにちは♪

きゃ~!!コメントありがとうございます!!

まず、秋の虫からホトトギスに飛ぶ所が琴子ちゃんっぽいなって思って(^_^;)
そうですね。大河もこの時系列でしたね!私も戦国時代は好きです☆あと平安時代も好きです♪

信成くんの句って現代的ですよね~(*^_^*)あんなに短気で気性の荒い信長の子孫とは思えないほどのやる気のなさ・・・。コレを見たとき思わず笑ってしまいました!

って本題に戻らねばっ
原作でも見られるベッドの上のやりとり。
そっけないですけどちゃ~んと相手をしてるんですよね、入江くん(*^_^*)
ツンデレですからあれが限界って感じですかね(笑)

その後はいつもの展開で。ってもう少し違う終わり方はないものか・・・と自分に説教ですよ(>_<)
精進します~。
ありがとうございました♪ 
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