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知らない君。 (6)

こんにちは。


ずいぶん前にスマホでポチポチ書いてたのを思い出しまして^_^;

パソコンが戻ってきたら見直すと思いますが、とりあえず出来ているところまで出してみますね。

話的には全く進んでいません^_^;






《6》

「久しぶり〜」

琴子の姿を見つけたかつての同級生達が声をあげ、琴子の側まで嬉しそうに駆け寄ってくる。
唯と未央と再会してから会場まで向かうまでの間に何人と同じやりとりを繰り返したか分からない。
久しぶりだね!今まで何してたの?
と琴子との再会を喜んでくれ、時には涙を浮かべてくる同級生に、琴子自身も懐かしさと嬉しさが胸に溢れかえってくる。会場に着けば更にそんなやりとりが増え、なかなか受付を済ませられそうにない琴子を見かねて未央がキリの良いところで同級生達と引き離す。
「琴子と懐かしみたい気持ちは分かるけど、先ずは、受付よ。それにまだ同窓会すら始まってないんだからお楽しみは始まってからね!」
琴子を輪の中から引っ張り出してくれた未央は「やっぱり琴子の周りはにぎやかね。」と笑った。




「よ、久しぶりだな。」

受付に立っていたのは高橋だった。
琴子を除いた唯一の斗南出身者である。が、まぁクラスの距離は…なので久しぶりという言葉が合っているかは定かではないが。
それでも同窓会に来られたのは彼のお蔭でもあるので琴子にとっては感謝しなくてはならない。改めてお礼を言うと高橋はいやいや、と首を振った。




「ところでさ、お前は相原のままでいいか?中にはもう姓が変わってる奴もいるから全員に確認してるんだけど。」

「そうだね、じゃあ私も……あれ?あたし、高橋くんに話したっけ?」

「いや、入江からだよ。入江もしばらく見ないうちに随分変わっててびっくりしたぜ。これも相原のお蔭ってやつだな。」
人間変わるもんだよな、いろんな意味で。そう言いながら高橋は名簿に“入江”と訂正をする。
琴子はそんな高橋の呟きに気づくこともなく受付欄にある自分の名前が入江姓に訂正されていくのを見て思わず頬が緩んでしまう。


「あぁ〜 やっぱりあたしって入江くんと結婚したんだぁ」

「ぶっ なんだそりゃ。」

「だって!だんな様が入江くんなんて奇跡みたいなものじゃない!?」

「奇跡ねぇ。確かに高校奴らが知ったらびっくりするだろうな。そういえば入江は一緒じゃないのか?」


琴子は高橋の質問にキョトンと首をかしげる。その反応に高橋は「同伴。」と言いながら冊子を差し出す。
そういえば、と周りを見渡せば確かに同伴をしているの同級生もチラホラいるにはいるがそれほど多くなさそうだ。
この前理美やじんこが何が何でも直樹と一緒に行くべきだと言っていたが、ただでさえ忙しいし直樹である。やっぱり来なくて正解だと琴子は思った。
琴子は高橋に直樹は先約があって来られない事を告げると「そう…」と酷く残念そうな顔をし、それを見た琴子はまた首をかしげた。

「まぁ、メインは同窓会だからな。恋人なんか連れてこようもんなら同窓会じゃなくて品評会になっちまうもんな。」


ったく、めんどくせぇ。リア充爆ぜろっ
と、高橋はごちる。が、対琴子にはそうは言ってられないのである。


「因みに相原は絶対に一人になるなよ?友達から絶対に離れるなよ。」

「なんで…?」

「…この広い会場で絶対に迷子になるぜ!迷子になったらおれが入江に怒られんじゃんっ!」

「え?高橋くんが入江くんに?なんで?なんでみんな同じ事言うのかな…理美とじんこもね同じ事言うの。」

「そう…」


おまえが昔から無自覚過ぎるからいけねぇんじゃん!!

というツッコミは辛うじて飲み込んで、高橋は苦笑いしかできずにいた。


「あ、もしかしてこの前会った時になにか言われたの?もー!入江くんってば心配性なんだからぁ。」

「あ、あぁ。」


あーー入江、お前って今でも苦労人だよなー。
きっと教授との食事会なんて放り出してこっちに来たいに決まってるだろうに…。
冷静を装って内心では気が気じゃない直樹を想像すると、高校時代とはあまりにもかけ離れていて高橋は思わず吹き出しそうになる。
でも、案外高校の時もそうだったのかもしれないと思うとなんだかストンと落ちるものもある。
でもまぁ……


「サラッと惚気るのはいいけどみんな相原が来るの楽しみにしてたんだぜ。だから今日はいっぱい懐かしもうぜ。何かあればおれ居るからさ、入江みたいに頼りにはならないかもしれねぇけど遠慮なく声かけてくれよ。」


ニカっと笑う高橋に琴子もありがとうと笑った。









「ねぇ……実は会場間違ってるとかないわよね。」


唯の呟きを聞いてそう思ったのはあたしだけじゃなかったんだと琴子は心の中で激しく同意する。
ホテルのロビーを見て感じてはいたけれど、ホテルの中に進めば進むほどその疑問が強くなっていた。
琴子の出身中学は斗南のような私立中学ではない普通の公立中学だ。
直樹ならまだしも一般市民の同窓会が使う会場ではないと思う。シンプルな造りの中に明らかに高級感が漂いそして無駄に広い。
これだけランクの高そうなホテルなのだからドレスコードがあっても当然かもしれない。

同窓会の会場内では立食パーティー形式でホールの中央には美味しそうな食べ物が所狭しと並んでいる。
照明で照らされたデザートはキラキラと輝いているし、メインディッシュは出来立ての湯気と食欲をそそる香りが立ち上る。
会場に入ってすぐシャンパンを差し出され、慣れない手つきで受け取る。
シュワシュワと弾ける泡。
同窓会というよりどこぞの大企業のパーティに近い。

「高橋くんが居て受付までしたのに間違いとかあるわけないじゃない。」


ここまできたら楽しむしかないわよ。
と、笑いながらグラスを差し出す未央を見て琴子と唯は顔を見合わせてクスリと笑い「では改めて」と小さくグラスを鳴らした。


それから琴子は未央と唯からの質問攻めだ。
空白の5年間何をしていたの?どこに住んでいたの?聞きたい事が山程有るらしい。
琴子は斗南高校の事、新築の家が震度2で壊れてしまった事。その後は父の親友の家にお世話になった事…そして…


「未央、唯。あのね…実は……」

「「彼氏が出来たんでしょ?」」

「へ?」


琴子が素っ頓狂な声を上げると2人は「だって〜」と、琴子の左手を指差した。


「左の薬指に嵌ってるんだもん。言わなくても分かるよぉ。」

「え?」


琴子は自分の指を見て驚いてしまった。
何故なら自分で指輪をはめた記憶がないからだ。
日頃はめる習慣がなく、直樹の指輪と共に大切に仕舞ってある。
なのに今は自分の指にきちんとはめられているのだ。
自分の事なのに他人事のような反応を示す琴子に2人は違うの?と首をかしげるが琴子はブンブンの首を振った。


「左の薬指なんて、ラブラブじゃない。」

「琴子にも彼氏かぁ〜。私たちも大人になるわけだ。」


彼氏…ではない。直樹は旦那様だ。
左の薬指=結婚しているにならないのはまだ若いからか、それとも琴子だからか。謎だ、と琴子は思わず顔を顰めてしまう。
だが、2人から話を振ってくれた今が結婚をしている事を伝えるチャンスだ。
琴子は、左手に光る結婚指輪をそっと撫でて「あのねっ!」と口を開いた。











あまりにも書けなくて泣きそうになりました(笑)
続きもちょこちょこ書いていきます^ ^

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Re: マロンさま。

こんにちは☆
コメントありがとうございます♪

早速読んでくださったんですね。しかも、リコメ状況まで把握してくださっていたとは…嬉し恥ずかしでございます^ ^
お話、着地点は決まっているんですが、その間アレもこれも盛り込みたいことがありすぎて悩み中です^_^;
高橋君、入江くんからの見えない圧力で胃が痛い子なんですがいい仕事をしてくれると信じております。
続きもポチポチ書いているので、更新できた時にはお付き合いくださいませ^ ^

まだまだ寒い日が続きますのでマロン様もご自愛ください。

Re: たまちさま。

こんにちは☆
コメントありがとうございます♪

久しぶりの更新にもかかわらず、すぐに気付いてくださってありがとうございます。
たまちさんにはもうお見通しですね^_^;私の代わりに続き書けそうです(笑)
高橋くんのポジションや入江くんの思惑とかまあいろいろ書きたいことがたくさんあるのですが…なかなかまとまってくれず苦戦しております^_^;
でも入江くんにはとっても力強い味方がいるのでそこまで書き上げることが当面の私の目標です。
なので気長にお待ちいただけたらと思います。

Re: のののさま。

こんにちは☆
コメントありがとうございます♪

更新待っていてくださっていたんですね!そして始めから読み返してくださってありがとうございます。
1話書いたの何年前だよ⁉︎と思わずツッコミたくなりますよね…^_^;
ショータ。そう、忘れちゃいけないショータですが、そろそろ登場させようかと思ってます。
どんなキャラかは…私も決めかねているところです(笑)
今もスマホでポチポチしてるんですが、まとまらなくて…もう少しお待ちください。
今年の初雪は平年よりも遅めでした。
3月の頭くらいまでは降りやすいので油断大敵です。
インフルも流行ってきていますのでのののさんもご自愛ください^ ^

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